2006年08月28日

命式の強弱(その3)

前回の続きである。

春:寅、卯、(辰)
夏:巳、午、(未)
秋:申、酉、(戌)
冬:亥、子、(丑)

この表の()について。これは例えば辰は春に含まれるのだが、一部そうではないところがある。未も夏に含まれるのだが、そうではないところがある。以下同様である。また、この表はこう書き加えることができる。

春(木):寅、卯、(辰)
夏(火):巳、午、(未)
秋(金):申、酉、(戌)
冬(水):亥、子、(丑)

ところが、前回書いた十二支の五行配分では辰、未、戌、丑は「土」なのである。ここに括弧にした理由がある。つまり季節配分において土の十二支は複数の意味があるのである。これを世間では「土用(どよう)」と呼んでいる。土用の丑の土用である。土の十二支はある時期までその基になる季節に属し(辰なら基の季節は春、未なら夏である)、ある時期を過ぎると「土用」の時期に入る。土用の季節配分は勿論「土」になる。

このことは命式の力量を計る際に注意が必要になる。辰月、未月、戌月、丑月においては日にちによって旺ずる五行が変わることになるからである。まあ、この辺はソフトで自動的に命式を出している場合はあまり意識しないかもしれないが、命式だけしか出ていないような場合は、それはどちらに属するかを確認する必要がある。多くの場合は命式には月支蔵干が書かれているから、それでアタリをつけることはできるけれども。

あともうひとつの括弧の話。

辛 戊 庚 丙
酉 戌 寅 午
   (甲)

この命式は今まで紹介した方法でやると「身弱」になるのだが、実は身旺なんだよという話。なんでそういうことになるかというと、これは十干十二支の並びで命式上の季節が変わることがあるからですが、詳細については他にも説明しないといけないのでまた次の機会ということにしましょう。

で、このようにして求まる「身旺」と「身弱」ですが、一体これにどういった意味があるのか。勿論、これを基にどの五行が喜でどれが忌という四柱推命ではもっとも大事な部分が求まるわけですが、それだけの意味なのか。

また、占いをやってるとたまに「身旺と身弱どっちがいいんですか」とか訊かれることもある。身旺だと財星きたときに喜運だし、官星も然りで往々にして身旺が尊ばれることが多いわけですが、実はこの2つには善悪はない。

基本に立ち返れば身旺の命式は「食傷、財、官」などがいい星、身弱は「印、比」がいい星である。これは表現を変えれば「身旺はアウトプットが大事」、「身弱はインプットが大事」ということである。さらに表現を変えて、今巷で流行のスピリチュアルな表現を使えば「身旺は与えることが大事」、「身弱は受け入れることが大事」ということになろうか。

占い向きにいえば身弱の人は与え慣れているが、受け取ることに慣れていない。身旺の人は受け取ることは慣れているが、与えることに慣れていない。この辺にも解釈&開運のヒントがあると思うのだが、どうだろうか。

今回はとりあえずこれで終わりである。次回の題目は... 未定である。(笑)







m_tomei0208 at 22:55│Comments(3)TrackBack(0)clip!占い 

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この記事へのコメント

1. Posted by でめてる   2006年08月28日 23:50
いつもコッソリ楽しんでいます(^^
身旺身弱は基本ながら難しいところだと思ってるので
勉強になります〜
ところで、命式でバランスが良い(身旺身弱±0的)な
人は、大運・歳運の影響で波乱万丈って傾向になってしまうのでしょうか。
2. Posted by m_tomei0208   2006年08月29日 21:47
よくいわれることですが、命式次第でしょうね。命式中の五行は単独で存在しているわけでなく、相互に影響しあっているわけですから、組み合わせによっては波瀾万丈でしょうし、あるいは平穏無事かもしれないです。
3. Posted by こうきん   2006年08月30日 22:20
わたしもコッソリ楽しみにしています^^。

身弱の人が時に強がっているのはそういうわけだったのですね・・・>受け取ることに慣れていない。

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